学会誌を自炊する(裁断機は使いません)

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こんにちは、きょんです!

皆さんは書籍は自炊(電子化)してますか?

私は割と本好きなので、あの手触りや紙をめくる音なども含めて読書を楽しみます。ちなみにみすず書房の本の質が好きです。

ですが、何せ場所を取ります。ただでさえ狭小住宅で自室もないのでできるだけ省スペースを図らないと家族の締め上げがきびしい・・・せめて学会誌は手触りよりも情報優先なので自炊しよう!

 

ということで、今回は学会誌を自炊したのでご紹介します。

 

学会誌ってなじみのない方がいらっしゃるかもしれませんが、所属している学会から年に数回送られてくる研究誌です。私も2,3の学会に入っていて、学会誌や広報誌で年間7、8冊ほど送られてきます。1冊当たりのページ数もまちまちで、50ページ~150ページぐらいです。

これまでずっと紙で置いていたのですが、場所を取るので思い切って自炊をしてみました。

手順は大きく3つです。

1,手作業で裁断する

2,ScanSnapでデータ化する

3,シュレッダーで廃棄する

以下、順に見ていきます。

1,手作業で裁断する

私は裁断機は使っていません。

そりゃああったらいいとは思うのですが、お財布事情と場所を取るということで今のところ手作業です。これは学会誌がそこまで分厚くないことも関係しています。

手作業は裁断機に比べると確かに大変でしょう。でもコストカットできて場所も取らない、裁断したい書籍のページ数がそこまで多くないなら十分できます。

ただし、以下のアイテムは必須だと思います。

(1)ローラーカッター

まずカッター。私はこれを使っています。

当初は家にあった普通のカッターを使っていたのですがやはり厳しい(笑)

何が厳しいかというと、腕が疲れる!

普通のカッターだと私の手の動きとしては、「刃を書籍に当てて切り下ろす→一度で数枚しか切れないので冊子から一旦刃を離す→再度刃を書籍に当てて切り下ろす」となります。

これに対してローラーカッターだと「刃を書籍に当てて切り下ろす→刃を当てたまま上げる(このときも切れる!)→再度刃を書籍に当てて切り下ろす」となります。

何度も繰り返す動きなので、後者の方がはるかにラクなのです。

ということで実体験としてローラーカッターはあった方がいいと思います。

かなりの時間短縮になっています。

(2)カッターマット

次にカッターマットですね。私はダイソーで300円で買いました。気を付けたのは、学会誌がB5サイズなので縦幅がそれよりも大きいこと。でないとカッターを動かした時に刃がマットからずれ落ちて床が傷つきます。

300円カッターマット(B4サイズ)jp.daisonet.com

ちなみにネットで調べていると、現時点(2021.12.12)でこちらのカッターマット(A4サイズ)がAmazonで62%オフと安くなっています。Keepaで調べるとここまでの値引きはなかなかないようです。

 

(3)定規

そしてローラーカッターを当てる定規ですね。これもダイソーで買いました。リンク先は10個単位ですが、もちろん店頭なら1個単位で買えます。110円(税込み)。

初心者としては商品にこだわりはないのですが、「ステンレス製であること(カッターの刃を当てやすい)」「裁断したい本よりも長い定規であること」は必須だと思います。

www.daisonet.com

実際に切ったらこんな感じになります。

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私はいつも切り落とす方が右側に来るように置くので、この写真のように上下逆さまで作業をします。この学会誌は150ページほどありましたが、切るのに5,6分かかりました;さすがに切り落とした部分が裁断機よりは雑(私の不器用さもある)ですが、電子化して読む分には全く支障ありませんでした。

今のところ、年に7,8冊程度であればこれらの道具でいけそうです。

 

でも、本音を言えばお小遣いがたまったら裁断機がほしいなあ・・・

実はすでに商品の目星はついています。

もしくはこれ。

ペーパーカッターは職場で使っているのですが、やっぱり省スペースです。台を折りたためるので約半分のスペースで事足りるのは魅力的。また、最大50枚まで切れるので上記の裁断機の60枚と比べても遜色はないはずです。

裁断機が買えれば場所は取りますが手が疲れにくくなるかと思うので、学会誌以外の自炊もはかどりそうです。

 

2,ScanSnapでデータ化する

(1)スキャナ選び

データ化するにはスキャナが必要です。プリンタ付属のスキャン機能やスマホでいけるかと思って試しましたが無理でした・・・

時間がかかりすぎる!

ということで色々な商品を比較しましたが、同僚に「速いし便利だよ」と勧められて巷でもよく見かけるSnanSnap ix1500を買いました。最新型はix1600なので型落ち品ですが、大きな違いは読み取り速度です。ix1500が30枚/分に対して、ix1600は40枚/分と1分当たりの読み取り速度が上がっています。

ただix1500でも、大量かつ急いでスキャンしなきゃならないわけではないので、特に不便なところはないですね。

価格が5万円弱という私にとっては高額品だったので安いところはないかと価格ドットコムなどで調べまくりましたが、最終的にはYahoo!ショッピングでポイント還元が高くなるタイミングで買って実質30数パーセント引きで4万円を切るぐらいの値段で買うことができました。セールを狙うべし、ですね。

買ってよかった!

速いし便利!

(2)スキャン作業

次に、ScanSnapで学会誌をスキャンする手順です。

こんな風にページの若い方を奥にくるようセット。

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セットしたら読み取りは「継続スキャン」にします。

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そのあとは①表紙を「カラー」→②中身と背表紙を「グレー」で読み取ります。画質は論文なら「スーパーファイン」で十分です。容量は150ページで30MBぐらいです。

 

スキャン結果はこんな感じ(表紙です)。

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画像を引き延ばしてしまったからちょっと画質が粗い気がしますが、

私がPCで読むともう少しきれいに見えますねえ。

 

データの保存先は、私はGoogle Driveを使っています。

以前はDropBoxも使っていたのですが、オフライン化(端末保存)が有料会員にしかできなくなったのでやめました。Google Driveなら今でもオフライン化ができます。ですのでスマホタブレットに入れて使いやすいのです。容量も15Gあるので足りています。

 

3,シュレッダーで廃棄する

スキャンが終わったら廃棄して、占拠しているスペースを減らさなければなりません。

秘匿性のある資料(事例研究とか、学会員名簿とか)をそのまま紙ごみに出すのはためらわれるので、シュレッダーにかけるようにしています。

ということで、自宅用のシュレッダーを買いました。これもいくつか比較しましたが値段や性能、静音性をふまえて、迷いました。

この2つのどっちかにしようかと思いましたが、最終的に買ったのはこちらです。

決め手は、カット方式が、上の2つは「クロスカット(紙片が4㎜×25㎜)」に対して、買った方が「マイクロクロスカット(紙片が2㎜×11㎜)」であったからです。マイクロクロスカットの方が紙片がより小さくカットされるということですね。秘匿性のある情報なので念のため・・・

これも結果的には「買ってよかった!」です。

欲を言えばもう少し一度に多くの枚数を入れられるといいのですが、自宅用なので仕方なし。

スペースや静音性、値段を考えると必要十分です。さすがのアイリスオーヤマ。ちなみに、ダストボックスの中に小さなメディアボックス(CDやDVD用のダストボックス)があるのですがたくさん廃棄するときは外しておくとその分たくさん入ります。

 

あと、これは地味にあると助かったアイテムがあります。ミニほうきとちりとりのセットになったやつ。なんでもよかったので私は100均で買いました。こんな感じのやつ、よく見かけますよね。

シュレッダーのダストボックスを取り出すと、紙片がどうしても落ちてしまいます。初めはコロコロを使っていたのですが我が家の床は板間なので取りづらかったのです。ほうきとちりとりのセットを1つシュレッダーのそばに置いておくと、さっと使えて便利です。

頻繁にシュレッダーを使う方なら、ハンディクリーナーもいいかもしれません。ちょっと調べてみたらAnkerのハンディクリーナーとか安くて使いやすそうです。私も今度買いたい。 ちなみにブラックは年明けしか届きませんがホワイトならすぐです(笑)

 

最後に、論文を読むのは通勤中は満員電車なので取り出しやすいスマホを使っています。が、やはり読みにくいです(笑)できればタブレットの方がはるかに読みやすく、iPadなどペンシルで書き込めるのがあればなおよし。最近なら携帯性を考えるなら2021年秋に発売されたiPad mini6ですね。Amazonは売り切れでした・・・

 

でも読むだけならこちらでも十分だと思います。私は古いタイプですがFireHDを今も使っています。

 

あと読むアプリは、私は書き込みよりもマーカーをよく使うので、Acrobat ReaderPDF ExpertiPhone,iPad,Macのみ)を使っています。PDF Expertは書き込みもできて便利。もちろん検索も。無料版で十分です。

 

ということでこれからもぼちぼち自炊をしていこうと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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