知識ゼロから14日間(3カ月間)でFP3級に合格した方法

こんにちは、きょんです!

 

FP3級といえば合格率が高い資格。できる人は勉強せず、関連業務に従事していたり基礎知識がある人ならば数日間でも合格するような資格。学科試験と実技試験がありますが両方とも合格率は高いです。

参考までに、2021年5月の合格率はFP協会からの受験者で、学科試験が83.25%、実技試験が76.65%。きんざいからの受験者で、学科試験が47.81%、実技試験が53.16%。きんざいからの受験者の合格率が低いのは、会社などで一斉申込させられて合格意欲が低いのに受験する人が一定数いるからとか。2団体の内、学科は共通、実技がFP協会ときんざいとで異なります。ちなみに私はきんざいで受験しました。理由は、実技試験で「リスクマネジメント」がないからです。いわゆる保険関連の内容がなく勉強時間が削減できたことと(とは言え学科試験では出題されるのですが)、何より私は保険には極力入らないので実生活でも勉強のモチベーションが低かったためこれは助かりました。

2021年5月実施3級FP技能検定試験結果 | 日本FP協会

試験結果:2021年5月試験 | 一般社団法人 金融財政事情研究会

 

さて、そんな合格率が高いFP3級ですが、私は全くの門外漢。普段の業務もカウンセリングや心理検査などですので全くと言っていいほどFP関連の知識は使いません。生活で年金や投資(と言っても初心者)の時にわずかに使うぐらい。そんな私のような門外漢=知識ゼロの状態から始める方の参考になればと思いこの記事を書いています。

 

<勉強に費やせる時間>

2月末から始めて5月末の受験まで約3か月でした。しかし実質的に使える時間は約14日間。それ以外は仕事や家事・育児で時間が取れませんでした。隙間時間で過去問を解いたりは期間の後半に行いました。

 

<勉強方法>

いたってオーソドックスなものです。(1)テキストを読む+類題(問題集)を解く→(2)過去問を解く、です。FP3級試験に即せば(1)「テキストをチャプターずつ読む→そのチャプターの問題を問題集で解く」→(2)「過去問道場」+「過去問を時間を測って通しでする」という内容で2カ月間取り組みました。これだけで知識ゼロでも受かりました。

 

<使ったテキスト> 

私が使ったテキストはこちらです。超有名。私は2020-2021と1年古いものを使いましたが問題なし(法改正された部分などは後で言う「過去問道場」で最新の内容に修正できます)。 リンクは最新の商品です。 

 

 

問題集は上記のシリーズのもの。 

 

 

ちなみにテキストは分厚くて通勤で持ち歩くにはかさばるし、車内で開けづらかったのでチャプターごとにバラしました。やり方は簡単。アイロンを温めて、背表紙に10秒ぐらい当てます(糊が溶ける音が「プツプツ」と聞こえてくるまで)。すると糊が溶けているので、乾かない内にササっとチャプターごとに手で引きはがします。丁寧にするなら、分冊したテキストに製本テープを貼ってもいいでしょうが、私はめんどくさがりなのでしませんでした。あ、やけどには気をつけましょう。

 

<勉強計画>

(1)「テキストをチャプターずつ読む→そのチャプターの問題を解く」

①テキストをチャプターずつ読む

 チャプターは1~6まであり、原則1日でチャプター1つを読むこととしました。ただしチャプター1だけは約100ページあるので2回に分ける。するとテキストを1周するのに7日かかります。使える日は14日でしたので2周することにしました。→結果的に2週目は1日1チャプターもかからなかったので、その分を「過去問道場」や「過去問を通しで解く」時間に使えました。

②そのチャプターの問題を解く

 テキストに書かれていた通りに、チャプターを1つ読み終えたらすぐに問題を解きました。間違えた部分は、解説ではなくテキストにチェックを入れていきます。これは、基本的にテキストさえ見ればどこがまだ理解できていないかが分かるようにするためです。ただし、これは1週目の時だけです。2週目の時は、チャプターを読みながら、「過去問道場」や「過去問を通しで解く」ことをしました。

(2)「過去問道場」+「過去問を時間を測って通しでする」

①「過去問道場」というホームページがあります。こちらにはとてもお世話になりました。ユーザー登録(無料、メアド登録だけ)を当初はしていなかったのですが、登録すればどのチャプターの問題を何問解いたかや、正答率がレーダーチャートで表示されて一目瞭然でした。主にテキスト読みの2周目から、チャプター別に100~150問程度解きました。この過去問道場で助かったのは、間違えた問題だけを出題してくれるんです。そこで間違えた問題が0になるまで繰り返し解き続けることで自分の弱点克服に努めることができました。コロナ禍でも通勤のある職場だったので、往復の電車の中でもしていました。

 ②「過去問を時間を測って通しでする」

本番は学科は120分、実技は60分です。しかし両方とも時間が足りないということはありませんでした。30~40分もあれば十分終わります。当日の試験会場でも、大半の人が途中退室をしていました。それでも時間を意識しながら解く練習は必要だろうと思い(=自分はどれぐらい時間がかかるのかを当然ながら把握する必要があるため)、上記の「過去問道場」でPDFファイルをプリントアウトして本番を意識しながら解きました。

 

以上で勉強方法は終わりです。いたってシンプルなものですが、途中でやはり中だるみ状態になってしまいました。そういう時でも、「このページ数を終えるには何時間程度かかる」と当初の勉強で分かっていましたので、それを細分化して「〇時までにあと10ページ読まなくては間に合わない」など短期的な目標を明らかにしました。すると「あ、ここでだらけてたら間に合わなる」とお尻に火がついて少し、また少し、と前に進めたという訳です。そうしている内にノってきて再び集中して勉強することができました。

 

これから知識ゼロの状態でFP3級合格を目指す方の参考になればうれしいです!