【非正規向け】知識ゼロで今からできる節税対策4選

こんにちは、きょんです!

年末が近づいてくると雇用契約をしている人の手元には年末調整の書類がやってきます。私は確定申告をしているのですが年末調整書類がくると「今年ももう終わりか~」と一年の終わりを感じます。そして「節税対策しなければ!」と思うんです(笑)

 

周りの非正規仲間と話していると、特に若手の人たちの中には「節税?何もしてないですねえ…お金のことは疎くて」とよく聞きます。非正規心理士(心理師)のような不安定な仕事こそお金のことに関心を持つと良いのに!と内心思うのですがねえ・・・

 

なにせ、心理職の調査によれば、非常勤は臨床心理士なら46%、公認心理師なら38%です。ちなみに年収は、臨床心理士なら概ね全体の50%が200~400万、公認心理師も55%が200~400万です。なかなか厳しいです。ちなみにソースにした臨床心理士の「第8回臨床心理士動向調査(日本臨床心理士会)」は会員しか読めませんが、公認心理師の「公認心理師の活動状況等に関する調査(厚生労働省)」は誰でも読めます。

 

もちろん新たに稼いで収入を増やすことも重要です。

稼ぐと同時に、合法的に税金を減らす努力も大切です。

そこで今回は「節税?なにそれ?おいしいの?」ぐらいの知識ゼロの非正規心理職でもできる節税対策「キホンのキ」を4つご紹介します。今回は個人事業主は対象としていません。

1,ふるさと納税で支出を減らす

2,保険料控除を忘れない

3,セルフメディケーション税制を使う

4,ideco(個人型確定拠出年金)を使う

 

 

1,ふるさと納税で支出を減らす

もっとも行いやすいと思います。もししていないなら、今すぐしましょう!ふるさと納税はご存知の方も多いでしょうが、ごくごく簡単に趣旨を以下に記します。

 

総務省ホームページより)

「一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となります。」

www.soumu.go.jp

つまり、一般的な自治体への寄付金よりも還付される程度が高いと言えるでしょう。

そして、所得によって控除額が変わりますので、自分の控除額を確認しましょう。これも簡単で、ふるさと納税のホームページで確認できます。例えば「楽天ふるさと納税 」ならばここ。

event.rakuten.co.jp

また「さとふる 」ならここ。

www.satofull.jp

注意点は控除額をオーバーしないこと。これらのページで調べられるのは「概算」ですし、そこには昨年度の源泉徴収票や確定申告書に入力した「年収」になるかと思います。これは今年度と同じとは限らないのではないでしょうか。従って、念のため、判明した控除額よりも少し少なめの寄付金にしておく方が個人的にはよいと思います。

 

その上で返礼品を買う訳ですが、これは寄付額のおよそ3割までと総務省によってきめられているようです。買う時のポイントもいくつかありますが、節税として考えるのであれば、自己負担額の2000円は控除されないわけです。従って返礼品の価値として2000円を超える必要があります。買うのは何でもいいと思いますが、おすすめは「日用品」ですね。例えばこれ。

item.rakuten.co.jp

ティッシュペーパーやトイレットペーパーならたくさんありますね。1つ注意できるといいのは、一度に大量に送られてくると、「置く場所がない!」ということになりかねません。ですので私はあまり大量には買いません(買えません)。

でもビールが好きなのでビールは色々と買っちゃいます(寄付しちゃいます)(笑)軽井沢ビールがおいしかったですねえ。

item.rakuten.co.jp

そしてふるさと納税をする場合は、年内に行ってください!なぜなら、確定申告の対象期間は1月1日~12月31日だからです。ただ、あまりにギリギリに行った場合、自治体からの確定申告に必要な書類が遅くなるリスクもあるのでお早めに。

 

2,保険料控除を忘れない

これは年末調整か確定申告の時に行うものですね。若手の非正規心理士(心理師)と話していると、保険には入っていない人が多いですが、たまに親御さんが本人名義で生命保険などに入ってくれたりしていることがあるようです。念のため聞いておくのも1つでしょう。

 

3,セルフメディケーション税制を使う

これは「スイッチOTC医薬品などを購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができる制度」で、確定申告で行う必要があります。年末調整では行えません。あと、「医療費控除(いわゆる年額10万円を超える分の医療費が還付されるもの)」を行っている場合は、こちらは使えません。

 

医療費控除を使っていない人に加えて、以下の条件のいずれかを満たした人が対象です。

①加入している健康保険の健康診断を受けている
②予防接種(定期接種またはインフルエンザワクチン)を受けている
③特定健康診査(メタボ検診)まやは特定保健指導
④市町村が実施するがん検診を受けている

 

そして、「生計を一にする配偶者やその親族」が使用した医薬品も対象となります。

 

対象の医薬品についてはこちらのウェブサイトが詳しいです。一番わかりやすいのは、薬局でもらったレシートに以下のマークが書かれているものです。

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このマークの商品の総額が、1/1~12/31で1万2千円を超えた額(ただし上限は8万8千円)が所得税から控除されるという訳ですね。家族全員分なら年額1万2千円を超えることはあり得るのではないでしょうか。レシートを捨てずに!

 

4,ideco(個人型確定拠出年金)を使う

ideco!一度ぐらい耳にしたことがある人も多いと思います。結論から言えば「すぐしましょう!」です。こんなお得な制度は現時点では他になかなかありません。

注意点として、元本保証がされていないことや60歳まで引き出すことはできないこと、雇用契約によって毎月の掛け金額が違うことなどは注意点として踏まえておく必要がありますが、それを差し引いてもお得だと考えます。

何がお得なのか?それは投資して増えたお金に対して20.315%の税金がかかるのですが、それが0%になるのです。だから、例えば100万を投資して5万円増えるたとすると、5万円に20.315%の税率がかかるので10,157.5円(端数は切り捨てなので10157円)が税金としてひかれます。結果として手元には39,842円が残ります。これが50万なら約10万円、500万なら約100万円が引かれる訳です。

しかしそれが0%になるので、5万円でも50万円でも500万円でも、増えた分はすべて手元に残ります。

お得ですよね?

もちろん私もしています!

idecoについて、詳しくはSBI証券のこちらのページをご覧ください。

go.sbisec.co.jp

もし本でidecoについて基本的なことを知りたいようでしたら、以下の本がおすすめです。私も買って読みましたが、専門用語はほぼなく、いわゆるシロウトでも分かりやすいようにかみくだいてかかれています。

 

「老後2千万円問題」とか言われて、我々の老後は支給される年金だけでは足りないかもしれません。これについては別の記事に書きましたのでよろしければご覧ください。

educp.hatenablog.com

 

ただし、idecoは手続きに時間がかかると思われるので、今から申し込んでも年内には間に合わないかもしれません。私は4月に申し込んだのですが実際に入金開始したのが6月からでした。どうやら時期によって違うようですので、もしかすると間に合うのかもしれませんが確約はできません。

ただし、始めさえすれば来年の確定申告からは控除されます。

 

以上、非正規の心理士(心理師)が今からできる節税対策を4つご紹介しました。

1,ふるさと納税で支出を減らす

2,保険料控除を忘れない

3,セルフメディケーション税制を使う

4,ideco(個人型確定拠出年金)を使う

です。賢く節税して不安定な身分を少しでも安定させていきましょう!

 

お読みいただきありがとうございました!

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