算数が苦手な子への支援に役立つ本はこれ一択!『通常学級で役立つ 算数障害の理解と指導法』【3/23まで半額!】

こんにちは、きょんです!

 

今日は算数障害の本について紹介します。小学校では現在算数は単元ごとに習熟度別クラスが設けられています。それぞれの習熟度がかなり違うからですね。

しかし一番下のクラスでもついていくことが難しい子が一定数います。例えば小学校高学年でも九九が分からないなどです。この場合、知的障害ではないことは前提です。

 

私もそういう児童への支援を考えている時に、参考になった本が『通常学級で役立つ 算数障害の理解と指導法』です。算数障害の専門家と言えば、こちらの本の作者の一人、熊谷恵子先生ですが、熊谷先生が学校の先生など向けに書いた本になります。

  ちなみにリンク先はKINDLE版ですが、なんと【3/23まで半額】です!

この内容の本を1000円以下で読めるなんてありえないです。

 

算数障害についてまず学びたい人は、日本心理学会での「算数障害とはいったい?」という記事が無料で見られます。

https://psych.or.jp/wp-content/uploads/old/70-17-20.pdf

 

ちなみに、『通常学級で役立つ 算数障害の理解と指導法』には、算数障害をピラミッドの下から順に、①数処理、②数概念、③計算、④文章題と整理して理解するとか書かれています。そして①から順に理解を積み重ねる必要があります。

①数処理:数詞・数字・具体物の対応関係

②数概念:序数性(順番を表す)と基数性(量を表す)という数概念を獲得する

③計算:数と数の操作(=計算)

④文章題:さまざまな数の変化や操作を推論する

このどこでつまずいているのかを把握しないと、例えば②でつまずいているのに③を何回させても算数ができるようにはならないということです。そして、①~④のそれぞれにつまずいている子の事例が絵や図など入りで分かりやすく書かれています。私も実際この本のチェックリストを使ってアセスメントに役立てています。使ってみた感触としては保護者への理解が得られやすいですね「あ~、ここでつまずいてるんだ。分かりやすいですね、これ」などとよく言われます。

 

もちろん算数が苦手であること=算数障害ではありませんが、算数障害かどうかというよりも現場ではどこで分かっていないのかを同定することで大事。そのための専門書としては、私は今のところこれ一択かと思います。

ぜひ一度手に取ってご覧ください。